4.2  寸法許容差 みがき棒鋼の寸法許容差は、表5による。
 4.3  許容差の等級の適用  みがき棒鋼の許容差の等級の適用範囲は、表6による。

表5 寸法許容差  単位 mm 


6級
(h6)

7級
(h7)

8級
(h8)
9級
(h9)
10級(h10)
11級(h11)
12級
(h12)
13級(h13)
3以下
 0
―0.006
 0
―0.010
 0
―0.014
 0
―0.025
 0
―0.040
 0
―0.060
 0
―0.10
 0
―0.14
      3を超え  6以下
 0
―0.006
 0
―0.012
 0
―0.018
 0
―0.030
 0
―0.048
 0
―0.075
 0
―0.12
 0
―0.18
       6を超え  10以下
 0
―0.015
 0
―0.022
 0
―0.036
 0
―0.058
 0
―0.090
 0
―0.15
 0
―0.22
     10を超え  18以下
 0
―0.018
 0
―0.027
 0
―0.043
 0
―0.070
 0
―0.11
 0
―0.18
 0
―0.27
     18を超え  30以下
 0
―0.021
 0
―0.033
 0
―0.052
 0
―0.084
 0
―0.13
 0
―0.21
 0
―0.33
     30を超え  50以下
 0
―0.025
 0
―0.039
 0
―0.062
 0
―0.100
 0
―0.16
 0
―0.25
 0
―0.39
     50を超え  80以下
 0
―0.030
 0
―0.046
 0
―0.074
 0
―0.12
 0
―0.19
 0
―0.30
 0
―0.46
    80を超え 120以下
 0
―0.035
 0
―0.054
 0
―0.087
 0
―0.14
 0
―0.22
 0
―0.35
 0
―0.54
    120を超え 180以下
 0
―0.40
 0
―0.63

 備 考  1. 偏径差又は偏差は、許容差の30%以下とする。
      2. 括弧内は、JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。 


表6 許容差の等級の適用  

形状及び加工方法
六 角
研削
引抜き
切削
許容差の等級

6級・7級
8級・9級

8級・9級・ 10級
11級・12級・13級
10級・11級
11級・12級
12級・13級
 備 考  仕上げ加工上、表6の適用が困難なみがき棒鋼については、受け渡し当事者間の協定によって、表6以外の等級を
     用いることができる。


5. 外 観  みがき棒鋼は、まっすぐでねじれがなく、各部の断面形状が正しく、表面は滑らかで、使用上有害な欠陥があっては
       ならない。         
6. 材 料  みがき棒鋼に使用する材料は、表1に適合したものを用いる 。
7. 製造方法 みがき棒鋼は、6.の材料を、冷間引抜き、研削、切削又はこれらの組合せにより製造する。ただし、必要によって
       熱処理を施す。
8. 機械試験
 8.1  試験一般  機械試験の一般事項は、JIS G 0303(鋼材の検査通則)の4.による。ただし、試験片の数は同種、同一
     の断面寸法のみがき棒鋼につき同一溶鋼ごとに1個とする。
 8.2  試 験 片 試験片は次による。
  (1)  引張試験片は特に指定のない限り、JIS Z 2201(金属材料引張試験片)の2号試験片又は3号試験片を用いる。
  (2)  硬さ試験方法は特に指定のない限り、みがき棒鋼の端部又は引張試験片の一部を用いる。 
 8.3  試験方法 試験方法は、次による。
  (1)  引張試験方法は、JIS Z 2241(金属材料引張試験方法)による。
  (2)  硬さ試験方法は、JIS Z 2245(ロックウェル硬さ試験方法)及びJIS Z 2243(プリネル硬さ試験方法)による。
       ただし、硬さ即定位置は、受け渡し当事者間の協定による。
9. 検 査  検査は、次による。
  (1)  機械的性質寸法 及び外観は、3. 4. 及び5. に適合しなければならない。ただし、機械的性質は注文者の承認を得た
      場合は、これを省略することができる。
  (2)  注文者は脱炭素検査を指定することができる。ただし、試験法法及び合否判定基準は、受け渡し当事者間の協定による。
10. 表 示 みがき棒鋼は結果又は包装ごとに、次の項目を適当な方法で表示しなければならない。ただし、受け渡し当事者間の
       協定によって 、下記項目中の一部を省略することができる。
  (1) 種類の記号  (2) 溶鋼番号又は、これ以外の製造番号  (3)  寸法   (4) 本数又は質量
  (5) 製造法法を表す記号 (注1)  (6) 製造業者名又はその略号
       (注1)最終加工方法及び熱処理の記号は次のとおりとし、更に許容差の等級を続けて表示する。
             冷間引抜  ―D     研削  ―G        切削  ―T
             焼ならし  ―N     焼入焼戻し  ―Q     焼なまし  ―A
             球状化焼なまし  ―A S

    例1 : みがき棒鋼用一般鋼材 SGD3 を用いて化学成分を保証し、許容差9級に冷間引抜き仕上げしたもの。
          SGD3-D9
    例2 : みがき棒鋼用一般鋼材の SGDB を用いて許容差12級に切削仕上げを行い、機械的性質を保証したもの。
          SGD41-T12
    例3 : みがき棒鋼用一般鋼材の SGDA を用いて機械的性質を保証し、許容差9級に冷間引抜き仕上げしたもの。
          SGD290-D9
    例4 : 機械構造用炭素鋼鋼材 S45C を用いて冷間引抜きを行い、焼入焼戻しを施した後、許容差7級に切削仕上げしたもの。
          S45C-QG7
    例5 : 機械構造用鋼鋼材 S35C
を用いて冷間引抜きを行い、その後球状化焼なましを施し、許容差10級にしたもの。
          S35C-DAS10
    例6 : ニッケルクロム鋼鋼材 SNC836 を用いて焼なましを施したのち、許容差8級に切削仕上げしたもの。
          SNC836
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